ドザージュにはアウスレーゼ以上のワインを使用
国 | ドイツ |
---|---|
地域 | モーゼル |
歴史 | 1980年 クラウス ヘレスがゼクト造りを決意。 1995年 ゼクトグートとしての運営ができるようになる。 1998年 初のスターツエーレンプライズ(国家栄誉賞)を獲得。 |
オーナー | クラウス ヘレス ナディン へレス : クラウスの娘。 ヨハネス : ナディンの夫。 |
葡萄園 | 5ha 全て自社畑 |
<情報リンク>
「元手無しから、トップクラスのゼクトグートに登りつめた」 ザンクト ラウレンティウスは、ベルンカステルとトリアーの中程に位置するライヴェン村にある、トップクラスの品質を誇るゼクトグートです。所有者のクラウス ヘレスは、元々は建築家志望でした。1980年にゼクトを造ろうと決意しますが、両親の反対にあい、実現には多くの時間を必要としました。当初は資金がまったく無く、ゼクトを造るための設備が揃えられないため、週末に近所のセラーを手伝って資金を稼ぎ、シャンパーニュの青空市場で中古の設備を買い揃えていきました。また、ゼクトを造ってはシャンパーニュに持って行き、助言を仰ぎました。そして、元々ワイングートだった建物を使い、1995年からやっとゼクトグートとしての運営が出来るようになりました。
「V.D.P.メンバーのゼクト造りも」 現在では、シャンパーニュ地方の醸造学校の生徒が研修に来るまでになりました。シャンパーニュ地方コート ド ブランにあるメニル シュール オジェ村のグループに、村外で唯一加盟しているメンバーです。また、他のVDPのメンバーや農家200軒が持ち込んだワインから、それぞれのためのゼクトを造っています。
「酸化の感じられないモダンシャンパーニュスタイル」 造るゼクトのスタイルは、酸化の感じられないモダンなシャンパンを手本としていますが、モーゼルのリースリングの特徴も失いたくないと考えています。マロラクティック発酵も行なっています。酵母との接触を長く行い、葡萄本来のよいアロマを生かしています。モダンシャンパーニュとモーゼルの伝統の融合が、ラウレンティウスのゼクト哲学なのです。
「ドイツ最高のゼクト生産者に複数年にわたって選出」 ドイツ農業振興協会(DLG)が選ぶ最高評価の国家栄誉賞を8度、連邦栄誉賞に伴う「最優秀ゼクト生産者」を4度獲得しています。ドイツ全土や国際的にも評価が高く、ドイツ連邦大統領官邸の迎賓館でのウェルカムドリンクに選ばれています。
<評価>
2014~2018年まで5年連続でDLGの「最優秀ゼクト生産者」に選出。また、ゼクト部門におけるスターツエーレンプライズ(国民栄誉賞)も9度獲得。「ゴーミヨドイツワインガイド2014」にて1房。
ベルリン ワイントロフィー、コンクール モンディアル ブリュッセル、ラ セレツィオーネ シンダゴ、AWC ウイーン、ヴィナリ― パリで受賞。
<モーゼルの自社畑の葡萄を使用>
ザンクト ラウレンティウスでは全て自社畑の葡萄を使用しています。中にはドイツ中でも珍しい、船でしか渡ることのできないピースポーター エルツライ(Piesporter Erzlay)という畑も所有しています。