モーゼル川の銘醸畑をいくつも所有する教会関連の醸造所
国 | ドイツ |
---|---|
地域 | モーゼル |
葡萄園 | 栽培する葡萄品種は90%がリースリングで、平均収量60hl/ha、植密度5,000本/haです。葡萄の樹齢は若いものから、古いもの(35年またはそれ以上)まで様々です。収穫は全体の70%を手摘みで行い、およそ30%は機械を使って収穫します。
~所有する主な著名畑~ モーゼル‐ザール‐ルヴァーのエリアに全部で130haを所有しています。内訳は100ha(ビショフリッヒェ ヴァインギューター トリアー)+30ha(フリードリヒ ヴィルヘルム ギムナジウム)。
モーゼル(Mosel): ・トリッテンハイマー アポテーケ Trittenheimer Apotheke(6.5ha) ・ドローナー ホフベルガー Dhroner Hofberger(4.2ha) ・エルデナートレプヒェン(1.3ha) ・ピースポーター ゴールドトロップヒェン(1.3ha) ・ユルツィガー ヴュルツガルテン(1.1ha)
ザール(Saar): ・シャルツホフベルガー Scharzhofberger(6.3ha) ・カンツェマー アルテンベルク Kanzemer Altenberg(5.9ha) ・アイラー クップ Ayler Kupp(10.2ha)
ルヴァー(Ruwer): ・カーゼラー ニッシェン Kaseler Nies’chen(3.1ha) |
<情報リンク>
1966年に教会関連の組織が所有する3つの醸造所が合併して設立されました
ビショフリッヒェ ヴァインギューター トリアー(トリアー司教の管轄権のワイン醸造所)は、1966年に1世紀以上も続く3つの醸造所が合わさって設立されました。3つの醸造所とは、ビショフリッヒェス・コンヴィクト醸造所(Bischöfliches Konvikt:1840年設立)、ビシェッフリッヒェス・プリスターゼミナール醸造所(Bischöfliches Priesterseminar:1773年設立)、およびホーエ・ドムキルヒェ醸造所(Hohe Domkirche:1851年設立)です。さらに、2004年には30haの畑を所有するフリードリヒ ヴィルヘルム ギムナジウム醸造所(Friedrich-Wilhelm-Gymnasium)が加わりました。これらの醸造所はモーゼル川、ザール川、ルーヴァー川に沿って現れる、いくつもの銘醸畑を所有しています。リースリングが主役となる葡萄品種で、栽培面積の90%はリースリングです。各畑から葡萄が持ち込まれ、プレスするのはザールにあるシャルツホーフと、ルーヴァーにあるデュースブルガー ホフです。
<評価>
評価 「アイヒェルマン2019」で3星、「ヴィヌム2019」で2.5星、「ゴーミヨドイツワインガイド2019」で赤2房。