モーゼル中流域の著名な畑を所有、1648年設立の歴史ある生産者
国 | ドイツ |
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地域 | モーゼル |
歴史 | 1648年に設立 |
オーナー | エルンスト-ヨーゼフ ケース(Ernst-Josef Kees) ヴェルナー ケース(Werner Kees) |
葡萄園 | グラーハー ドームプロブスト 2ha グラーハー ヒンメルライヒ 2ha その他、エルデナー トレプヒェン、ケステナー パウリンスホフベルグ、キンハマー ローゼンベルグにも畑を所有 |
<情報リンク>
「低温での長い発酵期間が特徴」・・天然酵母によるきわめて長い発酵期間をとり、きめ細かく、繊細な味わいを表現しています。発酵温度は14~15度、発酵期間は80~120日間です。期間はヴィンテージやワインによって異なります。低温で長い期間発酵させることで、ワインがゆっくりと成熟し長期熟成の可能性を持ったワインが出来ると考えています。また「ゆっくり発酵させることで、アルコール発酵中に生成されるCO2の発生もゆっくりと進み、マストに与えるCO2の負荷が少なくなります。発酵が良い状態で進んでいれば、セラー内は無臭で、もし異常があれば香りですぐ分かります。ボトリングしたばかりのワインはアロマがニュートラルですが、次第にアロマが出てきます」とエルンスト-ヨーゼフは話していました。
「ふたつの畑の違い」・・グラーハー ドームプロブスト:2ha所有。8区画に分かれ、土壌はグリマシーファー(雲母片岩)という細かく砕かれたスレート(灰色粘板岩と青色粘板岩)を含む水はけのよい土壌です。ヒンメルライヒに比べ斜度がきつく、最も急なところでは70%以上にもなります。グラーハー ヒンメルライヒ:2ha所有。12区画に分かれ、土壌はグラーハー ドームプロブストと同じくグリマシーファーです。1988年に植え替えを行ったため、樹齢30年です。ここも斜度70%近い傾斜があります。
<評価>
「ゴーミヨドイツワインガイド2019」で赤2房、「アイヒェルマン2019」、「ヴィヌム2019」で3ッ星。ベルンカステラーリング加盟。
グラーハー ドームプロブストの畑
グラーハー ヒンメルライヒの畑