
見たこともないような伝統的な手法を使うミネルヴォワの生産者。
国 | フランス |
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地域 | ラングドック ルション |
歴史 | 300年以上まえから、一族がドメーヌを所有。 父の代までは、バルク売り。 1969年 父が早くに亡くなったので、レイモンが17歳から母の手伝い。 1980年代 自社ラベルで瓶詰開始。 1990年前半 ワインビジネスで成功。 |
オーナー | レイモン ジュリアン : 1952年生 |
葡萄園 | 20ha シラー7ha、カリニャン5ha、サンソー1.5ha、アリカント ブーシュ1.1ha、グルナッシュ5.4ha |
栽培 | 除草剤は一切使用しておらず、銅と硫黄のみを使用。認証は取得していないが、基本的にはオーガニック。 |
<情報リンク>
長きにわたり同じ一族が所有するドメーヌで、現在のオーナーはレイモン ジュリアン(写真)です。彼より前の世代は、バルク販売しており、レイモンがドメーヌを引き継いだ1980年代から自家葡萄園元詰でワイン造りを始めました。現在は、生産量の3分の1はネゴシアンなどに売り、残りを自社で瓶詰めしています。畑は20haを所有しており、土壌は主に石灰土壌で、下層は岩盤になっています。グルナッシュはこの土地に向かないとコンサルタントに言われそうですが、その助言を無視してグルナッシュを植えたところ、納得のいく品質のグルナッシュが出来たというエピソードもあります。
シャトー ミロスとして「アシェット ガイド」でも高評価獲得
ドメーヌ名はシャトー ミロス(Château Mirausse)で、代表的なフランスワインガイドのひとつ「アシェット ガイド」に毎年のように掲載されており、その品質の高さには定評があります。例えば、「アシェット ガイド2018」ではレ グラン パンシャン ミネルヴォワ2015が最高評価の3星、さらにクー ド クール(COUP DE COEUR/審査員の一目惚れ)を獲得、「アシェット ガイド2020」でも同ワインの2017VTが2星、クー ド クールを獲得しています。また、同評価本の2021年度版では、ル サンドル ミネルヴォワが2星、クー ド クールを獲得しており、この数年で3度クー ド クールの評価を得ています。
タイムスリップしたかのような歴史を感じるセラー。古典的なプレス機を使用。
セラー内は古典的なプレス機やコンクリートタンク、何度も使用した大樽が並んでおり、とても歴史が感じられ、まるでひと昔前にタイムスリップしたかのような雰囲気です。
葡萄のプレス機は古典的なタイプのものを使用しています。メリットは葡萄を一度捕らえると放さないところです。その他にも彼ならではの伝統的な醸造法を用いており、例えば、プレス前のフリーランジュースには葡萄の樹の枝を組み合わせたフィルターを使うなど、古い技法を取り入れています。昔ながらの造りは時間も手間も掛かりますが、素朴で丁寧な造りを感じられるのもレイモン ジュリアンのワインの魅力です。
「求めるのは、ピュアで果実味豊かなスタイル。だから、マセラシオン カルボニックなんだ」
醸造は、レイモン ジュリアン自身がとても好きな味のワインに仕上がるという、マセラシオン カルボニックを導入しています。除梗はしない全房発酵です。マセラシオン カルボニックは、ボージョレ地区で軽くフルーティなワイン造りに使われることで知られていますが、彼はしっかりとしたボディで生き生きとしたワインを造ることに成功しており、これが彼のワインの最大の特徴です。