見たこともないような伝統的な手法を使うミネルヴォワの生産者。
国 | フランス |
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地域 | ラングドック ルション |
歴史 | 300年以上まえから、一族がドメーヌを所有。 父の代までは、バルク売り。 1969年 父が早くに亡くなったので、レイモンが17歳から母の手伝い。 1980年代 自社ラベルで瓶詰開始。 1990年前半 ワインビジネスで成功。 |
オーナー | レイモン ジュリアン : 1952年生 |
葡萄園 | 20ha シラー7ha、カリニャン5ha、サンソー1.5ha、アリカント ブーシュ1.1ha、グルナッシュ5.4ha |
栽培 | 除草剤は一切使用しておらず、銅と硫黄のみを使用。認証は取得していないが、基本的にはオーガニック。 |
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「シャトー ミロスとして高評価」 ミネルヴォワの中心バダン(Badens)村の生産者です。現在は、生産量の1/3はネゴシアンなどに売り、残りを瓶詰めしています。ドメーヌ名はシャトー ミロス(Mirausse)です。土壌は石灰質で、その下40cmが石の土壌です。グルナッシュはこの土地に向かないとコンサルタントに言われましたが、無視して植えたところ、最高のグルナッシュが出来ました。畑の作業は2人で行い、グリーンハーベストをしています。
「古典的な手法や独自の醸造法を駆使」 現在ではあまり使用されない古典的な手法や、レイモンならではの独特の醸造法を用いてワイン造りをしています。葡萄のプレス機は1936年産の古典的なものを使用しています。メリットは葡萄を一度捕らえると放さないところで、シャトー マルゴー、有名なシャンパーニュの生産者など、著名な生産者はこのプレス機に戻っています。また、レイモン自身がとても好きな味のワインに仕上がるという、マセラシオン カルボニックを100%使用しています。マセラシオン カルボニックは、ボージョレ地区で軽くフルーティなワイン造りに使われることで知られていますが、レイモンはフルボディで生き生きとしたワインを造ることに成功しています。葡萄の樹の枝を組み合わせて、フリーランジュース用のフィルターに使っています。軽い清澄の後に、粗いフィルターを通します。無濾過よりも、この方がワインに香りが残るからです。古い時代のものが、いま逆に新しく新鮮で、オリジナリティに溢れているように感じられます。もちろん、ビックリする程おいしいことは、言うまでもありません。