最高の品質のボージョレ ヴィラージュを産出することで有名なランティニエ村にてワイン造り
国 | フランス |
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地域 | ボージョレ |
歴史 | 1963年 マダム シャサーニュが引き継ぐ。 1988年 パトリックと結婚。 1989年 パトリックが公にこのドメーヌ名を名乗り引き継ぐ。彼は醸造を1989年にボージョレのCEPPA(Centre de Formation Professionnelles et de Promotion Agricole、ワイン学校)で学ぶ。 |
オーナー | パトリック シャサーニュ : 3代目。 シャサーニュ夫人 : 畑の管理は、ビオディナミを学んだ奥さんの活躍が大きい。奥さんは、地元のリュット レゾネを調査する集まりに入っており、畑の害虫の影響を調べている。 サンドリーヌ ベルトールド Sandrine Bertoldo : 娘。リオンで地理学を勉強し、大学院を経て、地質学者の道を目指すが、就職するポストがないためあきらめ、99年から2000年までCEPPAで学ぶ。卒業後、それまで手伝い程度だったが、正式に働き始め、少しずつ後継ぎのための経験を積んでいる。サヴォアのビオティナミの生産者(ミッシェル ケナール)の元で実習を行ったことがきっかけで、彼女は今強くその農法に興味を抱き、月を見ながら作業を決め、農薬も自然の物だけを使うように努力している。伝統的なテロワールをうまく表現することに一番興味がある。そのため一生懸命畑仕事をしているそうだが、彼女の地質学者としての知識も葡萄造りに大変役に立つ。 |
葡萄園 | 計15ha ボージョレ ヴィラージュ13ha、レニエ1ha、ブルイィ0.5ha、モルゴン0.5ha |
栽培 | ビオディナミを学んだ妻と、サヴォアのビオディナミで有名なミシェル ケナールの下で学んだ娘のサンドリーヌの力添えで、ビオディナミの考え方を積極的に取り入れ、化学肥料や除草剤は一切使用していません。 これまでより畝と畝の間を開け、カビ害の起きやすいゴブレ式から、より太陽を浴び実の育つスペースを確保出来るコルドン式に仕立てを変えています。自然の土壌を意識して土は掘り返さず、樹と樹の間に草を生やしています。草を生やすという方法は、ボルドーのグラン ヴァンの畑でも採用されていて、葡萄の根が土の中で草と養分を奪い合うため、収穫量が自然と抑えられると同時に、根が深くまで伸びるという効果があり、保水にも役立っています。また害虫対策には、ホルモンカプセルは使わず、草に住む虫に他の虫を食べさせたり、天敵のクモをまいたり、残した木立に来る鳥を利用したりしています。 |
<情報リンク>
「ボージョレ ヴィラージュの最高峰ランティニエ村」 3世代にわたるドメーヌで、レニエに近く、最高の品質のボージョレ ヴィラージュを産出することで有名なランティニエ村にてワイン造りをしています。1997年と2002年、ボージョレ ヴィラージュのコンクール(Concours des 2 Bouteilles)で第1位に選ばれました。その品評会は、25年の歴史をもつボージョレ地区では最も厳しい品評会として知られており、また、5年の間に2回もこの品評会で第一位を受賞する事は前代未聞なことです。また、コンクール デ グラン ヴァン デュ ボージョレにおいて、ボージョレ ヴィラージュ2008が金賞を受賞しています。
「畑の作業が一番大切」 所有する畑はシャサーニュ家は伝統的なテロワールをうまく表現することが一番大切なことと考えているため、家族3名は畑の作業に日々を費やしています。 ‘05年からニューマティックプレスを使用しています。これは、品質の20%は葡萄のプレスで決まると考えているためです。ノンフィルターで瓶詰めしています。50%はネゴシアンに売られています。ドメーヌ シャサーニュのボージョレ ヴィラージュは「ギド アシェット」に毎年のように掲載されています。