なんとノーマル キュヴェでも12年以上の熟成が可能
国 | フランス |
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地域 | ロワール |
歴史 | 1635年に葡萄栽培の最古の記録がある 1926年 ジョセフ ブロッソーが「ラ フォリエット」をスタート 15年前以上から現在の3人でワイン造り |
オーナー | ジャン エルヴェ : 1957年生。販売やマーケティング。 ドゥニ ブロッソー : 1970年生。エルヴェの義理の兄弟。セラー エリック ヴァンサン : 1971年生。隣人。畑仕事。父はワインメーカーだった。 |
葡萄園 | 40ha ラ エ ファシエール村、オ-ト グレーヌ村、ヴェルトゥー村 |
栽培 | テッラ ヴィティス認証 ※国際認定機関B.V.O.I.が生産者に与える減農薬栽培の認証。栽培から醸造までの全プロセスを重視するだけでなく、周辺環境の土壌、水質、大気等の保全も重視している。単に農薬を使わないといったものではなく、自然環境を保全するもの。
収穫 : ほとんどを機械で収穫し、収穫した葡萄は直接そのままプレスします。 |
<情報リンク>
「同じ村の生産者がパートナーに」 エリック ヴィンセントとドニ ブロッソーは同じ村の葡萄農家の出身で、エリックの父はドメーヌ ド ラ ブリオディエール、ドニの父はドメーヌ ド ラ フォリエットを持っていました。1996年にエリックとドニは一緒に仕事をすることを決め、ドメーヌ ド ラ フォリエットの名前の元でパートナーシップを確立しました。しかし、彼らはエリックの畑から造られたワインのために、ドメーヌ ド ラ ブリオディエールもキープしていました。全てのワインはドメーヌ ド ラ フォリエットで醸造、熟成されます。エリックは畑の担当で、ドニはセラーの仕事をしています。
「長期熟成を想定したミュスカデ」 ムロン ド ブルゴーニュ(ミュスカデ)は、実は長期熟成が可能な品種で、セラーには実験的に1976年のボトルを持っています。また、2009年に訪問した際試飲した‘99年は、綺麗な黄金色で、酸が少し柔らかくなっていて、まるでブルゴーニュのようでした。生産量のうち、55%が輸出されています。
<キラキラと光るミカシスト土壌>
ミカシスト(結晶片岩)はロワールにしかない土壌です。これはワインにミネラルを与える特別な土壌でミュスカデ地方でも3つの村(La Haye, Fouasse, Fouassiere)にしかありません。この土壌のおかげで、他の生産者より早く収穫することができます。年々収穫が早まり、以前は9月末~10月末までが収穫時期だったのが、例えば2017年より過去3年間は9月7日~10日に収穫しており、他の生産者はそれよりも後の収穫でした。
ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュール リ クロ デ オート ヴィーニュ ヴィエイユ(F-582)の土壌は90%がミカシストで構成されています。
<非常に一生懸命なジャン エルヴェ>
ジャン エルヴェは2016年頃に引退しましたが、畑が目の前のため、たまに手伝いに来てくれるそうです。2009年に初めてお会いした時、とにかく一生懸命という印象を受けました。英語はあまり得意ではないのに、丁寧にワインの説明をしてくれました。ただその一生懸命さが裏目に出て、話がかみ合わなくなったりもしてしまいましたが。とても真っ直ぐでワイン造りにも誠実。これがワインの味にでていると思います。