3つのアペラシオンで、伝統と現代的技術をうまく融合させ
質の高いワイン造りを目指しています
国 | フランス |
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地域 | ボルドー |
オーナー | フレデリック ガルド |
葡萄園 | 30ha ラランド ド ポムロール 26.11ha ポムロール 2.35ha モンターニュ サンテミリオン 1.3ha |
<情報リンク>
ヴィニョーブル ジャン ポール ギャルドは1886年に設立されました。当初はワイン造りだけでなく、混合農業を行っていました。1960年代に、現在のオーナーであるジャン ポール ガルドが引き継ぎ、ワイン造りを専業とするようになりました。その後、ジャン ポールは40年以上にわたり、葡萄栽培とワイン造りに心血を注ぎ、新たな葡萄の植樹、セラーの建設、最新技術の導入を行ない、ワイナリーを発展させてきました。現在は、息子のフレデリクが中心となってワイナリーを運営しています。
近年の新しい取り組みとして2018年にHVE(Haute Valeur Environnmentale・環境価値重視)の認証(レベル3)を取得しました。生物多様性を尊重し、水資源や害虫対策、施肥の管理などについての指標が定められた環境認証です。チーム全体が、この指標に従い、日々の畑仕事、セラーでの作業を行っています。
環境に配慮した葡萄栽培
現在、全体で30haの畑を所有、ラランド ド ポムロール(26.11ha)、ポムロール(2.35ha)、モンターニュ サンテミリオン(1.3ha)の3つのアペラシオンで、伝統と現代的技術をうまく融合させながら、質の高いワイン造りを目指しています。栽培比率はメルロ70%、カベルネ フラン23%、カベルネ ソーヴィニヨン7%です。畑では除草剤や化学肥料は使用しません。2015年から近隣の生産者達と協力し、地域全体で殺虫剤の使用をやめ、そのかわりにフェロモンカプセルの設置を始めました。また除草剤を使うかわりに土を耕します。これにより地中の微生物活動が活性化し、水はけもよくなります。気候変動の影響がある中、畑作業に関するすべての要素がより重要性を増しています。
収穫、醸造
ベストな状態で収穫した葡萄を除梗、破砕し、色とアロマを最大限抽出するため、発酵前にコールドマセラシオンを行ないます。温度コントロール装置付きのステンレスタンクで、発酵および、マロラクティック発酵を行ないます。発酵と醸しの期間は18日~30日間と、その年の収穫によって異なります。熟成は1回使用樽、もしくは2回使用樽で行ないます。