カルト的人気を博し、「ワイン アドヴォケイト」でも高評価
国 | フランス |
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地域 | ラングドック ルション |
歴史 | シャトーの歴史は、18世紀にさかのぼります。当時はシャトー ランスリと呼ばれていました。 1807年 「ラ ネグリ」と名乗るようになりました。 1930年代 現在のオーナー、ジャン ポー ロセの母方の一族の所有となりました。 1992年 ジャン ポー ロセが引き継ぐ。 2006年 契約畑だったドメーヌ ド ボエードを取得しました。 |
オーナー | ジャン ポー ロセ マリオン ロセ : ジャンの娘。
クロード グロ : ボルドー、ブルゴーニュ、スペイン、オレゴン、スロベニアなどでもコンサルティングを行っている。シャトー ヴェルモンも彼がコンサルタントをしている。 |
葡萄園 | シャトー ラ ネグリ50ha、ドメーヌ ド ボエード25haを合わせて75ha ネグリの土壌が粘土石灰質であるのに対し、ボエードは砂質ロームと砂岩と、土壌の組成が異なります。 |
栽培 | 畑の管理を行うバスティアン ポー ロセ(オーナーのジャンの息子)が12名の常駐スタッフと共に、1年を通して綿密な手入れを行っています。 |
<情報リンク>
「トップエノログ クロード グロと共に」・・シャトー ラ ネグリは、ラングドックの中でも最高のワインが生まれる土地として知られるラ クラープのトップ生産者です。オーナーのジャン ポー ロセは、南仏のトップ エノログのクロード グロと共に、質より量のテーブルワインの生産が主流だったこのエリアで、ラ クラープの土地の可能性を見出し、それまでこのエリアでは誰もやっていなかった極めて高品質なワイン造りを行った先駆者です。
「栽培、醸造の指導のもと生まれるセレクト ヴァンも好評」・・生産ラインは、ラ クラープを中心とした自家畑メインの「シャトー ラ ネグリ」、シャトー ラ ネグリとクロード グロが共同経営の「ドメーヌ ド ボエード」、シャトー ラ ネグリとクロード グロの出資による会社で栽培、醸造の指導を行い、出来たワインを買い取る「セレクト ヴァン」の3つがあります。1992年ジャンが引き継いで、以前栽培していた伝統品種に代わり、シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルの栽培を始めました。また、収穫も機械摘みから手摘みに切り替えました。栽培は、ジャンの息子のバスティアン ポー ロセが12名の常駐スタッフと共に、1年を通して綿密な手入れを行っています。ワインの醸造は、コンサルタントのクロード グロの指導の下、デイディエ ラクローが行います。
<評価>
評価 数多くのワインがワイン アドヴォケイト等のワインガイドで高得点を獲得。トップ キュヴェの「クロ デュ トリュフィエ」の2001ヴィンテージは「ワイン アドヴォケイト(2015.6.30)」で100点を獲得。
<クロード グロ>2005年ワイナリー訪問時
「賭けてもいいが、クロード グロは最も才能がありながら、今日のワイン界のトップコンサルタントの中で一番名が知られていない人物だろう」-ジェブ ダナック
ワインメーカーを務めるクロード グロの魅力はワインメーカーが表に出ない、その土地や生産者に合わせたワイン造りを追求していることです。裏方に徹しており、写真に写ることさえも躊躇し、あくまでも主役は生産者と考えています。そのため、クロード グロの造るワインには、ワインメーカーのスタイルが大きく表れているわけではありません。その証としてジェブ ダナックは彼のウェブサイトで次のように語っています。「賭けてもいいが、クロードは最も才能がありながら今日のワイン界のトップ コンサルタントの中で一番、名前を知られていない人物だろう。」
※ジェブ ダナック…ワインアドヴォケイトの評者としてローヌやカリフォルニア南部を担当。2017年に独立し、自らのサイト、Jubdunnuck.comを立ち上げた。