温かいマセラシオン、サンカン家独自のワイン造り
国 | フランス |
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地域 | ボージョレ |
歴史 | 1903年 サンカン家がワイン造りを開始 1988年 レニエがクリュ ボージョレに昇格 1989年 フランクが独立 |
オーナー | フランク サンカン :1970年生。14歳頃からは午前中、畑で働く アンヌ ヴィルジニー :フランクの妻
ポール サンカン :父 |
<情報リンク>
「フルーティで、エレガントなワインを目指す」 ポール サンカンとフランクを中心に計6人で、機械をほとんど使用せず出来るだけ人の手によるワイン造りを心がける生産者です。自然なままの造りを目指しており、「フルーティでエレガント、飲みやすく楽しいワインを造りたい」というのがコンセプトです。
「真似できない温かいマセラシオン」 収穫は全て手摘みで行います。やさしく搾った果汁を使い、タンクで熟成させ、樽は使いません。サンカン家独特の醸造法として、発酵前に60度まで温度を上げる温かいマセラシオンがあり、30年間続けています。果実味、集約感、リッチさが増し、色が良く出ます。この方法は、学生時代に習った方法で、真似をする人が多いのですが難しく、なかなか成功していません。タンクで澱と共に寝かせます。清澄はせず、フィルターは澱を除くために少しだけかけます。
<評価>
ロバート パーカー Jr.「ブルゴーニュ」で優良な生産者として、また「パーカーズ ワイン バーゲン」にレニエが掲載。ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック9版」にレニエのトップ生産者として掲載。毎年のように「ル ギド アシェット デ ヴァン」に掲載される。
<ツール ド フランスの選手から愛されるワイン>2010年ワイナリー訪問時
フランクは、ロードバイク(自転車)競技をしていました。テイスティングルームには、フランクのユニフォームとトロフィーや父ポールの友人の有名ライダーのユニフォームが飾られていました。ツール ド フランス5勝のベルナール イノー(ポールの友人)や最多の山岳賞を7回獲得したリシャール ヴィランクが、サンカンのレニエを好んで飲んでいます。