弊社のボルドーワインを語る上で欠かせない生産者
国 | フランス |
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地域 | ボルドー |
歴史 | 1990年 マルク パスケがモンデジール ガザンの11haを購入、初リリース。 1990VT、1991VTに金賞を獲得するなど、早い時期から才能を発揮。 2003年 現在のセラーが完成。 2011年 セラーを改修 2022年 マルク パスケ引退。ジャン ピエール シモンがシャトーを引き継ぐ。 |
オーナー | ジャン ピエール シモン パトリシア シモン |
葡萄園 | 14ha |
栽培 | 有機栽培認証(AB、ユーロリーフ)を取得 |
<情報リンク>
「二つの丘の名前から」 プラサックにあるこのシャトーは、南向きのガザンと、ジロンド河の河口を見渡せるモンデジールという、二つの丘の斜面の畑の区画から名付けられています。
「厚い壁のセラー、横に広い円柱形のタンク」 建物は石灰岩で厚い壁を作ったので、温度は自然と10~16度に保たれます。発酵用タンクの形は、一般的なタンクと異なり、円柱で横に広く縦が短いものを使用しています。果皮と果汁の接触が増え、ピジャージュやポンピング オーバーの回数を減らすことが出来、タンニンの質が良くなります。発酵は、低温の16度で始め、終わりは30度を超えないようにします。樽は全てフレンチオークのミディアムローストです。ラドゥー社、シルヴァン社の樽を使用しています。新樽比率は1/3まで。長く熟成させる中で、樽の個性が和らぎ、ワインの味と調和がとれるようになります。清澄は必要に応じ行い、卵白を使用します。
「大切なのは果実味があること」 果実味の美味しさを楽しむなら10年位の熟成がちょうどいいと考えています。ワインに何を期待するかによりますが、彼の場合は「果実味があること」です。
<評価>
「ルヴュ ド ヴァン ド フランス547」の『10年後テイスティング』で、‘01 モンデジール ガザン ブライが、《ベストボルドー2001》に選出。ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」に、モンデジール ガザンがブライ コート ド ボルドーの、オー モンデジールがコート ド ブールのトップ シャトーとして掲載。
写真 前ナーナーのマルク パスケと妻のローレンス
マルク パスケは、パリで活躍するカメラマンでしたが、いつかワイン生産者になることを夢見ていました。転機が訪れたのは1988年のこと。彼がまだ26歳の時でした。シャトー オー マルビュゼで収穫を手伝った最後の日に「ここに居たい!」とオーナーのアンリ デュボスクに願い出たところ、そのままセラーに雇われることとなったのです。オー マルビュゼで経験を積みながら、いくつものシャトーを見て回っているうちに、「ボルドー シュペリュールよりはっきりしたワインを自分で造りたい」と思うようになり、1990年、シャトー モンデジール ガザンの11haを購入、シャトーを躍進に大きく貢献しました。