栽培が難しいと言われる、プーリアの古代品種に情熱を注ぐ
ネーロ ディ トロイアの名手
国 | イタリア |
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地域 | プーリア |
歴史 | 祖父の代まではオリーヴを、父の代は野菜を作っていた 2007年 設立 2010年 輸出開始 |
オーナー | ジュゼッペ マッラーノ : オーナー。 パオロ マッラーノ : 父。現在マルゲリータ ディ サヴォイアの市長をしている。
ミケーレ : 叔父 |
栽培 | ICEA ビオロジコ、ユーロリーフ認証(2017年に取得) 肥料は撒かない。病気になっても、銅や硫黄は使用しない。 |
<情報リンク>
<映像>
ワイナリーは海の近くにあり、マルゲリータ・ディ・サヴォイア塩田という、ヨーロッパ最大級の塩田のすぐそばに葡萄畑が広がっています。映像では、オーナーのジュゼッペ マッラーノがポデーレ29への情熱を見ていただけます。
podere en st def color from Giuseppe Marrano on Vimeo.
「プーリア北部で高品質なワイン造り」 2007年に設立の、まだ新しいワイナリーです。プーリア北部、フォッジャ県チェリニョーラのボルゴ トレッサンティで、パオロ マッラーノと息子のジュゼッペによって営まれています。2011年から、大学卒業後からワイン造りに携わっていた、パオロの弟のミケーレが参加、畑仕事のために常駐しています。「プーリアは大量生産で質の低いものが多い。自分達は、デリケートで難しい葡萄品種を使い、他の人のやっていないワインを造りたい。」と語ります。収穫の1ヶ月前に畑で選別を行います。
「農場29番」 Podere 29の名前の由来は、第1次世界大戦後、退役軍人に土地の貸与が行われた際、ここが29区画目のPodere(農場)だったためです。ラベルの木は桑で、Gelsoも桑の木という意味です。祖父が別の場所に土地を持っていて、そこにあった桑の木が枯れそうでした。それを、今カンティーナのある場所に移したら元気になったので、再出発という意味も込め、カンティーナのシンボルとしました。
<ネーロ ディ トロイア>
ネーロ ディ トロイアはウーヴァ ディ トロイアとも呼ばれ、プーリア北部の土着品種です。非常にデリケートで栽培するのが難しい品種であるため、一時は生産を止めてしまう生産者も多かったそうです。そんな中、ポデーレ29はネーロ ディ トロイアを造り続け、今ではこの品種のスペシャリストとして評価されています。