生産者情報

ヴェゼーヴォVesevo

ファンティーニがカンパーニャで手掛けるワイナリー

単一品種にこだわり、地元の品種100%でワイン造り

ヴェゼーヴォ
ヴェゼーヴォ
ヴェゼーヴォ
ヴェゼーヴォ
ヴェゼーヴォ

生産者情報

イタリア
地域 カンパーニャ
歴史

2000年  ファンティーニ グループとカンパーニャの生産者が共同経営で設立。

2012年  100%ファルネーゼの資本になる。

2013年  タウラージの共同組合を購入して大幅に 改修。

葡萄園

自社畑15ha + 契約畑85ha

急斜面にあり、また火山性土壌なため、雨が降っても水はけがよく影響が少ないです。また北イタリアと同じく、日中暖かく、夜は涼しくなります。

畑では、葡萄が焼けてしまわないように、地面に草を生やしています。土壌が豊かで、草が自然に生えてきます。

<情報リンク>

ファンティーニグループ 詳細ページ

・テヌーテ ロセッティ(トスカーナ)>>

・ヴィニ ファンテーニ(アブルッツォ)>>

・ヴェゼーヴォ(カンパーニャ)>>

・ヴィニエティ デル ヴルトゥーレ(バジリカータ)>>

・ヴィニエティ デル サレント(プーリア)>>

・ヴィニエティ ザブ(シチリア)>>

・アッツェイ(サルデーニャ)>>

 

ヴェゼーヴォのワイン一覧はコチラ>>

「ワイナリー名は火山の名前」 「ヴェゼーヴォ」とは、ヴェズーヴィオ火山のラテン名です。ヴェゼーヴォは、単一品種にこだわってブレンドをせず、地元の品種100%でワイン造りをしています。また、葡萄や地域の特徴を最大限に生かすためにロータリーファーメンターなどの最新技術を導入しています。

「単一品種へのこだわり」 ヴェセーヴォのあるカンパーニャは気温も湿度も高く、緑が多く見られます。このエリアは火山性の土壌で、他にないミネラルを含んだ土地です。醸造所は標高400mのところにあり、白ワイン用の畑は更に標高が高い場所にあります。

「アルベルト アントニーニがコンサルタント」 コンサルタントのアルベルト アントニーニは、2ヶ月に1度ワイナリーを訪れ、常駐スタッフとミーティングを行います。収穫時期や最初の醸造を行う時には必ず訪れます。ファルネーゼのチーフエノロゴ、フィリッポ バッカラーロは、最終段階でアドバイスを与えています。

「火山性土壌のワインの特徴」  白は、土壌が火山岩質で大変豊かなミネラルを含み、葡萄がハイレベルな品質となるため、樽熟していないにもかかわらず長い寿命を持っています。

赤は、より強烈で個性のある香りを表現するために、最初の内は低温発酵を行い、その後、約20~25日間という長いマセラシオンを経て、ボリュームのあるしっかりとしたスタイルに仕上げています。

 

<評価>

評価 「ルカ マローニ」 州別優秀生産者:2012年版 第1位 / 2014年版 第4位 / 2015年版 第3位 / 2018年版 第5位

ヴェゼーヴォ

<樹齢250年のアリアーニコ>2014年ワイナリー訪問時

ヴェゼーヴォの契約農家の畑を訪問した際に樹齢250年のアリアーニコの樹に出会いました。タウラージの中でも最も古いそうです。仕立ては棚造りでペルゴラに似ていますが、もっと隙間のあるラッジェーラ(Raggiera)という仕立て方です。このエリアの伝統的な方法で、1000年前からこの仕立てで行っているそうです。この木は、1本から20~25㎏の葡萄しか取れないとのこと。このエリアでは、以前は100年以上の樹がたくさん植えてあったそうですが、2002年に苗の植え替えのための政府補助金が支給された際に、多くの農家が植え替えをしてしまいました。そのため高樹齢の樹で現存するものはとても少ないです。しかし、この畑の所有者は、この樹齢の高い葡萄を必要とする市場(顧客)があったため、わざわざ植え替えをすることなく、現在も残しています。

樹齢250年とあまりに古いので聞き間違いかと思い、再度聞き返しましたが、やはり250年だといいます。この樹齢のものは僅か2本だけ。ミラノの大学の教授が、実際に現地に来て樹齢を調査してわかったことだそうです。