ロベルト サロット 来日セミナー③

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テイスティングワイン

 

 

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ランゲ アルネイス ランクネヴ (商品CD:I-570)
※テイスティングワインのヴィンテージは2018VTです。

アルネイスは、この地域で古くから栽培されてきた土着品種ですが、もともと甘口として仕立てられていました。1960年代に辛口スタイルで醸造されたことで、再び注目されるようになっています。私たちにとっても非常に重要なワインで、世界中に輸出しています。葡萄を収穫した後、ソフトに絞って低温で発酵させます。外観を見ていただくと、わずかな気泡があるように見えますが、これは長期間の低温発酵によるもので、二酸化炭素のガスです。これがあることで、いつまでも酸っぱさが残らないように仕上がっています。麦わら色がかったイエローカラーです。香りにはメロンのような甘いニュアンスがあります。香りと味わいが調和しており、余韻にはかすかな苦みが感じられます。これはアルネイスの特徴です。フルーティーなニュアンスと、若々しさがあります。前菜や白身の肉など軽い食事とともに合わせることをお勧めします。あるいは、食前酒としても楽しめます。

 

 

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ガヴィ デル コムーネ ディ ガヴィ ブリク サッシ
(商品CD:I-569)

※テイスティングワインのヴィンテージは2018VTです。

こちらのワインも低温発酵によって醸造したワインです。外観はアルネイスと同様麦わらがかったイエローカラーで、わずかに気泡が見られます。柑橘系の風味があり、香りの中からも、また口に含んでからもミネラルのニュアンスが感じられます。これにより長期熟成が可能なワインとなっています。繊細でエレガントな魅力があり、味わいが直線的で、デリケートな和食とも合わせられます。このエリアではもともと魚料理が食べられていましたので、魚料理との相性の良さも楽しめます。

このワインは、ガヴィ村のガヴィという名前のワインです。ブリク サッシが造られる畑は、ガヴィが昔から造られていたエリアです。「サッシ」は石を、「ブリク」は丘を意味しています。

もともと海底だった場所で、石灰岩の土壌には貝殻が含まれています。また、少し離れると海がある場所に位置しています。このエリアでも最も日照に恵まれた畑です。

 

 

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バルベーラ ダスティ スペリオーレ (商品CD:I-842)
※テイスティングワインのヴィンテージは2015VTです。
バルベーラはピエモンテ州で昔から栽培されてきた葡萄です。このワインは、モンフェッラート エリアで造られています。伝統的な大樽を使って熟成させたものです。バルベーラは、果実味と生き生きとした酸の高さが特徴的で、タンニンはあまり強くありません。2015年は非常に素晴らしい年だったため、骨格がしっかりしています。外観はとても深い紫がかったガーネット色です。スミレのように香り高いワインで、口中に含むとワインと樽のニュアンスのバランスが取れていることが分かります。生ハムやサラミ、肉料理全般と幅広く合わせられます。また、ハード系のチーズとも良く合います。

 

 

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エレーナ バルベーラ ダルバ ラ ルーナ(商品CD:I-638) ※テイスティングワインのヴィンテージは2016VTです。
これは他に見ることのできない特徴を持った、唯一無二のバルベーラです。本日ここに来ている私の娘、エレーナに捧げるワインでもあります。最高のヴィンテージにしか造りません。葡萄畑は素晴らしいものですが、収穫時期を見極め、その中でも葡萄をさらに選りすぐり、より良いものだけを選果して造っています。畑で選別した後、ワイナリーでさらに選別しています。こちらはモダンなスタイルで、アメリカンバリックを使って熟成させています。新樽、1回使用した樽、2回使用した樽をそれぞれ1/3ずつ使用しています。葡萄そのものを味わうようなワインで、ノンフィルターでボトリングしています。カカオやヘーゼルナッツ、バニラなどの様々な香りが感じられると思います。口に含むと、生真面目なワインで厳格さも感じられますが、喜びを与えてくれるワインでもあります。凝縮して骨格がありながら、強すぎないことが分かると思います。また、舌の上に乗せたときにベルベットのような好ましい感じがします。アルコールは高いですが、いやな感じはしないと思います。こちらはミートソースのパスタや、熟成の進んだチーズなど、しっかりした味わいのものに合わせるのがおすすめです。しかし、ワインにエレガントでデリケートな要素があり、まろやかさや柔らかみがあるため、シンプルな料理やデリケートな料理にも合わせられると思います。私にとって、エレーナは本当に特別なワインです。10年、もしくはそれ以上の熟成が可能です。

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